若い人達の間では、頬のたるみよりも顎のたるみが深刻な悩みだったりする場合が増えている様です。それも、最近、多くなってきている、スマホの長時間利用による、姿勢の悪さや無表情が一つの原因かもと考えられています。
長時間にわたって表情を変えない状態を続けていると、表情筋の老化が早まることで皮膚の下垂が進むと考えられています。また、スマホやパソコン使用時の前かがみ状態は、首自体にもたるみをもたらしますので、その結果としてリンパの滞りも起こりやすくなります。
このように、スマホの長時間利用は、顎のたるみを引き起こす原因になるようですが、なかなか、スマホの利用時間の見直しや、姿勢の悪さなどの改善ができないまま、30歳を過ぎ、顎のたるみで悩む方が、咀嚼筋を鍛えながら、顎のたるみ対策を行っているということで、アンケートに答えてくださいました。
顎のたるみで悩みながらも対策をどうしたら良いか、悩まれている方々の参考になればうれしいです。
顎のたるみ解消に大事な咀嚼筋とは?
咀嚼筋は、下顎骨の運動(主に咀嚼運動)に関わる筋の総称です。深頭筋とも呼ばれます。咀嚼筋は、一般に、側頭筋、咬筋、外側翼突筋、内側翼突筋の4種類を言います。
◆側頭筋
こめかみ周囲に扇形にあるのが側頭筋です。下あごを引き上げる働きをする最も強大な筋肉です。
◆咬筋
下顎の外側にあるのが咬筋です。歯を噛み合わせて硬い植物を噛み砕く働きをします。
◆外側翼突筋
外側翼突筋は下あごの全ての運動を助けるように働く筋肉です。顎関節をコントロールする役割があります。
◆内側翼突筋
内側翼突筋は、深部にあり、外側からは触ることが難しい筋肉です。
(上記画像は、全てウィキペディアより)
実は、咀嚼筋は、咀嚼筋と言う筋肉があるわけではなく、上記4種類の筋肉の事を咀嚼筋と呼んでいるのです。顎のたるみの原因の一つに、広頚筋の衰えが挙げられますが、広頚筋と同じ様に、大事な筋肉が咀嚼筋なのです。
咀嚼筋を鍛えることは、美容面でも健康面でも良いことが多いです。しかも、鍛え方は、簡単です。咀嚼の回数を30回以上に増やせばよいだけです。
少し、負荷をかけたい方は、食べ物を口に入れて、最初の15回は、普通に咀嚼します。その後、上を向いて15回咀嚼します。これだけで、咀嚼筋が鍛えられ、顎のたるみ解消に繋がります。
続けて、1週間試してみると、フェイスラインに変化が出てくるようです。以下は、咀嚼筋を鍛えながら、顎のたるみ対策を行っている方の体験談です。参考にして下さい。
広頚筋、咀嚼筋について、以下の記事もあります。参考にして下さい。
tarumi-houreisen.hatenablog.com
顎のたるみが気になり始めたきっかけ
顔のたるみの中で、気になる部分は、フフェイスラインのたるみと顎のたるみが気になります。机に鏡を置いたとき、下から映した自分の顔を見て気が付きました。子供を出産してから、お肌のハリがなくなってきた自覚は、ありましたが30代に入ってからそれが顕著になりました。
20代の頃から、スマホなどを使い過ぎると二重あごになるという話を友達同士でしていて、少し、気を付けていたのですが、今の時代、やはり、スマホは、生活の一部なので、使わないわけにはいきません。なかなか、生活自体を改善できないまま30代になってしまいました。
フェイスラインのたるみは、髪の毛を束ねて上でアップにすると、少し、フェイスラインがスッキリしますが、年々、顔が下膨れ状態になってきて、二重あごも目立つようになってきました。
グラビアアイドルの同年代の女優さんの写真をみる主人の視線にコンプレックスをひしひしと感じています。甲状腺の機能障害で痩せづらい体質なのですが、対策は、色々試したりしてきました。
化粧品売り場へ行けば、美容部員の店員さんから様々な商品をすすめられ、たるみを隠すメイクなどもアドバイスされたことがあります。隠すのではなく、浮腫みを取り、スリムになりたい気持ちがあるのでわかってもらえない時は、辛くなります。
顎のたるみ解消のために行った対策とそのメリット・デメリット
最初は、リフトアップ効果を謳っている化粧品に頼っていました。なかなか、効果が出ないまま、季節が変わると肌に合わなくなり、次第にお肌の改善=体質の改善を考えるようになりました。
むくみも原因の一つだと思い、軽い運動を始めました。ウォーキングや踏み台昇降などです。次第に縄跳びやゴルフの素振りなど楽しみながらこなせる運動を模索するようになりました。
今は、格闘技の運動を週4回ほど行っています。発汗と保湿を繰り返すことでお肌がプルプルになり、引き締まってくのを感じています。
その他では、ネットなどで調べて、咀嚼筋を鍛えると、顎のたるみに良いとうのをしり、食事の時には、40回以上は、噛むようにして食事をしています。食事以外の時は、ガムなどを噛んでいます。ガムを噛むときに、最初、上を向いて15回以上噛んでから、普通に噛むようにしています。
上を向いて、ガムを噛むと首の前の筋肉も伸びて、とても気持ちが良いです。最初は、上手くできなかったのが、最近は、スムーズにできるようになってきました。
現在、使用している化粧品は、ハトムギ化粧水と乳液です。バシャバシャ使えて安価ですが、お肌の潤いやハリは以前より良くなっている様に感じています。
運動によって代謝を上げることのメリットは、体質改善だと思います。老廃物が溜まりにくくなり、お通じの改善、少しの運動で発汗するので脂肪も燃焼されやすくなった気がします。身体を動かすことで、気持ちも晴れやかになり、肌荒れもグッと減りました。
デメリットは、オーバーワークした場合、発汗後に充分なビタミンとミネラルを摂らないと浮腫んでしまうことがありました。
咀嚼に関しては、驚くほど顎のたるみに変化があったので、時間がある時は、ガムなどで上を向いて噛むようにしています。
食事の時に、上を向いて噛み続けるのは、一緒に食事している家族に見られるのが恥ずかしいので、やらないようにしています。しかし、食事の時は、ゆっくり、深く筋肉を使うように、40回は、噛むようしています。
化粧品に関しては、高いリフトアップ系のものを使うよりも安価でこまめにお手入れできるハトムギが私に合っているのだと思います。ピーリング効果があるので、デコルテに付けるとたまに、お風呂場で角質がポロポロ落ちてきます。ハトムギを使い始めてから、若干、肌が白くなった気がします。
顎のたるみで悩まれている方へ
たるみにもいろいろ種類があるように思います。本当に、顎だけたるんでいる人は、毎日、噛むことに気を付けるだけで、フェイスラインが変わってくると思います。私の場合は、顔全体がむくみやすかったので、運動も取りいれて、体質改善も目指しました。
私の様な人は、ストレスを溜めないこと、メンタルの改善が必要かと思います。胃腸にも顕著に出ますが、お肌には、すぐに出てしまうので、とにかく溜めないことだと思います。
苦労と一緒に老廃物を溜め込むなんて損なことは、やめて、汗と一緒に発散して綺麗になることを考えた方が良いと思います。
運動が苦手な人は「スカッとする」ことを習慣付けてみてはいかがでしょう。カラオケでも腹筋は、鍛えられますし、ショッピングモールを隅から隅まで歩くのも運動のうちです。
こまめに記録して成功体験を貯めれば自身にもつながりますし、よりハードなワークアウトに挑戦する意欲が出てきます。最初は、できることから始めることが大事だと思います。
顎のたるみ解消の為に今後行いたい対策と今までのスキンケアで後悔していること
後悔していることは、10代後半から20代中盤までろくにお手入れをしてこなかったことです。メイクをしても最短で落とすようにしていました。今になって、シミ、くすみが気になります。やはり、もっと意識とアンテナを高く持ち目的を維持していくべきでした。
今後、気を付けたいのは、適度な運動と噛むことに気を付けて、バランスの良い食生活です。それと、スマホを使う時間も少しづつ減らして、顎がたるむリスクを減らしていきたいです。