年齢を重ねると様々なたるみが悩みの一つになりますよね。特に、見た目年齢を左右してしまう部分は、優先的に何とか改善していきたいと思うものです。一番、見た目年齢を左右する部分は、ほうれい線あたりの頬のたるみだったりしますが、次に、深刻なのは、フェイスライン部分の顎から首にかけてのたるみで悩む方が多い様です。
ちょっと首を前に傾けると二重あごになってしまう程のたるみは、なんとか無くしたい!と思ってしまいます。また、「私は、まだ大丈夫!」と言う方も原因さえ知っておけば対策にも役立ちます。顎がたるむ原因とは、一体どんなことなのでしょう!
顎のたるみの原因は複数存在する
顎がたるむと言うのは、頬などがたるむ場合と同じ様に、原因は、複数存在します。その複数の原因が絡みあって、たるみが生じているのです。以下は、その原因になります。
- お肌のハリ、弾力の低下
- 広頚筋の筋力低下
- 胸鎖乳突筋の凝り
◆お肌のハリ、弾力の低下
お肌のハリ、弾力に大切なコラーゲン、エラスチンは、年齢を重ねるごとに少なくなっていきます。若い頃は、豊富にあったコラーゲンも年齢とともに減少しますが、特に40歳で急に減少が激しくなります。これは、女性ホルモンの減少が影響していると言われています。
コラーゲンやエラスチンが減少すると表皮を支えることができず、お肌にハリがなくなり、たるみが生じてしまいます。
◆広頚筋の筋力低下
出典: Wikipedia
下顎から上胸までに伸びる幅の広い筋肉を広頚筋と言います。広頚筋は、首のお肉を支えている筋肉です。この広頚筋の働きが弱くなることでお肌の重みを支えきれずに顎から首にかけてのラインがたるんしまいます。
◆胸鎖乳突筋が凝る
出典: Wikipedia
スマホやパソコンを見て長時間首を動かさないことが多くなると胸鎖乳突筋をはじめとする首の筋肉が凝ってきます。胸鎖乳突筋の周りには、リンパ筋や頸動脈が通っており、ここが凝ることで代謝が損なわれ、顎のラインがたるんでくることになります。
筋肉は何歳からでも鍛えられる!弱った筋力を鍛えて顎のたるみ解消へ
筋肉は、何歳からでも、鍛えれば強くなると言われています。顎のたるみが気になる場合は、広頚筋を鍛えて、胸鎖乳突筋の血行を良くすることで、たるみ解消に繋がります。
◆広頚筋を鍛える方法
▼広頚筋ストレッチーその1
- 正面を向いて、5秒かけて真上を向きます。
- 真上を向いたまま、下唇を上に向かって突き出します。
- 上唇も突き出して5秒キープします。
- ゆっくり元に戻します。
▼広頚筋ストレッチーその2
上と下を交互に向き、ポリバケツと叫ぶように口を動かします。
●上を向きながら「ポーーー」と発音します。口を縦に最大まで開けて顔全体の筋肉を使っているのを意識しながら行います。5秒キープします。
●次に下を向いて、「リーーー」と発音します。口を開けれるところまで最大に横に引っ張り首の筋がピーンとなるくらいまで開きます。5秒キープです。
●再び上を向いて、「バーーー」と発音します。顔全体の筋肉を意識して口を大きく開けます。5秒キープです。
●再度下を向いて、「ケーーー」と発音します。口を最大限横に引っ張り頬の筋肉が上がっているのを意識します。5秒キープです。
●最後上を向いて、「ツーーー」と発音します。口を思いっきりすぼめ、唇を思いっきり突き出すようにして広頚筋を意識します。5秒キープです。
慣れない時は、1日3回程続けます。慣れてきたら、1日5回~10回というか感じで増やしいくと良いです。声を出さなくても、筋肉が使われていることを意識しながらするだけで大丈夫です。
▼広頚筋ストレッチーその3
- 上を向きます。
- 舌を突き出しながら左右に振ります。
広頚筋に負荷をかけながらリンパの流れをスムーズにします。30秒ほど継続するとかなり疲れます。慣れてきたら、時間をのばしていくと良いと思います。
◆胸鎖乳突筋の凝り解消法
胸鎖乳突筋は、首を回したり、曲げたりする時に使う重要な筋肉です。ストレスで緩和してくれる自律神経と関係が深く、この筋肉の周りには、たくさんのリンパが集中しています。継続してうつむいた姿勢でいる時は、この筋肉に負荷がかかっています。特に、スマホなどを見ている時は、この筋肉に負荷がかかっているのです。
胸鎖乳突筋周りのコリをほぐすことが、首コリ解消に効果的と言われています。
▼鎖骨を圧迫する方法
●背筋を伸ばして首だけ真横、右に向きます。
●胸鎖乳突筋と鎖骨が交わる辺りにゴリゴリした部分があります。そこを右手の3本指で10秒間圧迫します。
●左を向いて、同じような位置を10秒間圧迫します。2セット繰り返します。
▼耳たぶを揉むだけで首の血行が良くなる
- 両手で両耳タブをつまみます。
- 耳たぶを揉んだり、上下左右に引っ張ったりを30秒間続けます。
30秒経つと、かなり血流が良くなっています。
▼片腕づつねじるだけで首の血行改善
- 背筋を伸ばして右腕を肩の高さでキープします。
- 首は、正面を向いたまま、左に倒します。
- 腕は肩の高さでキープしたまま、手のひらを表、裏にねじります。20秒続けます。
- 左腕も同じ様にねじります。
首から肩にかけての血行が良くなります。
◆お肌のハリ、弾力低下の対策
上記までで、筋肉の鍛え方やコリのほぐし方などを紹介しました。しかし、それだけでは、顎のたるみは解消されないんですよね。加齢とともに低下してしまうお肌のハリ、弾力が大きな課題として残ります。また、そこを改善したくて、それぞれの方法で思考錯誤しながら、対策をしていると思います。
このお肌のハリ、弾力を取り戻すために、他の方々がどのような対策をしてるのか気になるところでもありますよね。そこで、アンケートをとり、答えていただいた方々の対策が各々の記事として紹介しているものです。
顎のたるみで悩まれている方は、それぞれの記事から自分にもできそうな対策を見つけていただけたら嬉しいと思います。